このサービスが果たす役割

海外アクセス用のサービスがやっていることは、ひとことで言えば、あなたと海外サイトの間の経路を、より短く安定した回線に切り替えることです。クライアントはまず端末上に暗号化トンネルを張り、リクエストはトンネルを通って海外のサーバーへ送られ、そのサーバーがあなたの代わりに目的のサイトへアクセスし、戻りも同じ経路を通ります。サイト側から見ると、アクセスはあなたがいるローカルネットワークではなく、サーバーのある国・地域からのものになります。

ブラウザ拡張機能やオンラインプロキシとの違いは、効く範囲にあります。拡張機能はブラウザ内の一部のリクエストだけを引き受け、端末の他のアプリはこれまで通りローカル回線を使います。クライアントが張るのはシステム全体のトンネルで、端末のほとんどの通信がまとめて対象になります。同じサイトが拡張機能では開けるのにアプリでは地域制限が出るのは、ここに原因があります。

トンネル内部の暗号化や伝送方式はプロトコルが決めます。代表的なものに Shadowsocks、VMess、Trojan、VLESS、そして QUIC ベースの Hysteria2 と TUIC があります。前の4つは暗号化と偽装の方式に重きを置き、後の2つはパケットロスが多く遅延の大きい回線でも速度を維持しやすいのが特徴です。ここは手動で選ぶ必要はありません。購読を読み込めば、クライアントが各ノードに対応するプロトコルを一緒に取得します。

回線の種類は体験の上限を決めます。直結は中国本土の通信事業者からそのまま海外のデータセンターへ出る方式、中継はまず中国国内の中継入口に接続し、最適化された経路で国外へ出て混雑した国際出口を避ける方式、IEPL 専用線は通信事業者グレードのポイントツーポイント回線を使う方式で、帯域はより安定しますがコストも高くなります。判断の根拠は名前ではなく夜のピーク時間帯にあります。同じノードが20時から23時に明らかに速度低下するかどうかは、どの公称値よりも信頼できます。

110+ 対応国・地域
190+ 回線(直結・中継・専用線を含む)
台数無制限 同一アカウントで同時接続
60日 理由を問わない返金

通信量と用途からプラン選び

プラン選びで答えるべきことは2つだけです。1か月にどのくらい通信量を使うか、そしてその使い方が継続的か集中的かです。前者がプランの段階を決め、後者が課金方式を決めます。

課金方式 料金 通信量 通信量のルール
月額プラン ¥9.9 / 月 60GB 開通日ごとに毎月リセット
月額プラン ¥18 / 月 250GB 開通日ごとに毎月リセット
月額プラン ¥28 / 月 500GB 開通日ごとに毎月リセット
トラフィックパック ¥158 300GB 使い切るまで有効、無期限
トラフィックパック ¥358 1000GB 使い切るまで有効、無期限
トラフィックパック ¥658 3000GB 使い切るまで有効、無期限

用途別に3つに分けて考えます。ウェブとSNS、動画、ダウンロードとアップデートです。最も消費が大きいのは動画で、解像度が高いほど減り方が速くなります。ウェブとSNSの消費は比較的安定しており、数日多く使ったからといって倍になるわけではありません。ウェブとSNSだけなら60GBのプランで通常は足ります。毎日決まって動画を見るなら、250GBか500GBから選ぶほうが安全です。

課金方式は使うリズムで決めます。月額プランの通信量は開通日ごとに毎月リセットされ、その月に使い切らなかった分は翌月に繰り越されません。毎日使う場面に向いています。途中でアップグレードした場合、差額は残り日数で按分され、次の周期まで待つ必要はありません。トラフィックパックは使い切るまで有効で期限がなく、断続的な使い方に向いています。出張で1〜2週間、ドラマを1本見終えるまで、一時的にファイルをまとめて送る必要があるときなど、一度買っておけば好きなときに使えます。

見落とされがちな点をもう1つ。1つのアカウントで台数の制限なく同時接続できます。パソコン、タブレット、iPhone、Android 端末を同時につなげられ、端末ごとに別途購入する必要はありません。

注文と支払いの順序

  1. プランを決める:料金ページで課金方式と通信量の段階を確認します。月額プランとトラフィックパックは分けて表示されているので、まずどちらを使うかを決めます。
  2. 登録:ユーザー名とパスワードだけで完了し、メールアドレスは不要です。メールの手間が省ける一方で、メールによる復旧手段もありません。パスワードは自分でしっかり控えておいてください。
  3. 支払い:Alipay、WeChat Pay、USDT の3種類に対応しており、支払い完了と同時にアカウントが有効になります。
  4. 購読情報の取得:ユーザーパネルにログインし、ダウンロードページで該当プラットフォームのクライアントと購読 URL を取得します。

支払い方法は手元にあるもので選べば十分です。Alipay と WeChat Pay は日常使いに向いており、USDT は支払い記録をアカウントと結び付けたくない人に向いています。3種類とも開通後のアカウント権限は同じで、特定の支払い方法だけ機能が多いということはありません。

購読 URL はログイン後にしか取得できません。アカウントの資格情報と同じ扱いなので、公開グループや掲示板、スクリーンショットに貼らないでください。

クライアントと購読設定

各プラットフォームの流れはほぼ同じで、違いはシステムのダイアログとインストール方法だけです。デスクトップはダウンロードページからインストーラーを取得し、Windows と macOS はダブルクリックでインストール、Linux はダウンロードページに記載の方法でインストールします。iPhone と iPad は App Store から取得します。Android 端末はダウンロードページのインストーラーをそのままインストールします。ダウンロードの入口はすべてログイン後に表示されます。

  1. パネルにある購読 URL をコピーします。
  2. クライアントを開き、「購読」または「プロファイル」の欄で新規購読を作成し、URL を貼り付けて保存します。
  3. 「購読を更新」を一度手動でクリックすると、クライアントがノード一覧を取得します。
  4. ノード一覧から地域を1つ選び、接続をクリックします。初回は「VPN 構成の追加を許可しますか」というダイアログが出るので、許可してください。
  5. 必要に応じてグローバルモードとルールモードを切り替えます。

ルールモードとグローバルモード

ルールモードはドメインと IP で振り分けます。LAN と中国国内のアドレスは直結し、それ以外はトンネルを通すため、不要な回り込みを減らせます。普段はこのモードで構いません。グローバルモードはすべての通信をトンネルに送るもので、切り分けのときに振り分けルールの影響を排除するために使います。DNS の設定もモードに合わせます。グローバルモードでは DNS 問い合わせもトンネルを通すべきで、そうしないと解決は中国国内、接続は海外という組み合わせになり、いわゆる DNS リークが起きます。症状としては、一部のサイトが依然としてローカルからのアクセスと判定されます。

読み込みに失敗したらまず2か所を確認

ノード一覧が空の場合は、まず購読 URL がチャットアプリで途中で切られていないかを確認し、もう一度更新をクリックします。それでも空なら、パネルに戻って URL をコピーし直します。接続はできるのにページが開かない場合は、購読内容が更新されたかノードが変更された可能性が高く、購読を手動で更新すれば戻ります。

購読を更新すると、クライアント内の古いノード一覧は上書きされます。独自に作ったグループやメモがある場合は、更新前に控えておいてください。

接続後に有効性を確認

クライアントに「接続済み」と表示されるのはトンネルが張られたというだけで、通信が本当に海外の出口から出ているかは別です。次の3ステップで確認します。どのステップにも明確な観察ポイントがあります。

  1. 出口を確認:ネットワーク確認ページを開き、表示される IP と地域が選択したノードと一致するかを見ます。
  2. 解決結果を確認:同じページで DNS 解決結果の地域を見ます。ルールモードでは中国国内のドメインが中国国内で解決されるのは正常です。グローバルモードではすべて海外になるはずです。
  3. 目的のサービスを確認:実際に使うサービスを開き、地域のメッセージが出ないこと、ログインページに何度も戻されないことを確かめます。

判断基準:3項目すべてを満たして初めて本当につながったと判断できます。出口地域が一致していること、DNS 解決に漏れがないこと、目的のサービスが使えること。どれか1つでも合わなければ、まずクライアントでモードとノードを確認し、そのうえで購読が最新のものかを確認してください。

よくある誤解と判断の根拠

順序のすすめ:まず用途から通信量の段階を決め、次に回線が夜のピーク時間に安定しているかを見て、最後に価格を比べます。逆の順序で進めると、使わない通信量にお金を払うことになりがちです。

操作の詳細は使い方ガイドとヘルプセンター、料金とプランの段階は料金ページ、回線の分布は回線一覧を見てからどの地域を選ぶか決めてください。